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2013.01.29 23:08
4560071802王妃に別れをつげて (白水Uブックス 180)
シャンタル トマ 飛幡 祐規
白水社 2012-11-13

by G-Tools

少し前に映画「マリー・アントワネットに別れをつげて」を観てきました。
内容は正直期待したほどではなかったんですが(汗)、マリー・アントワネットに心酔している朗読係の少女シドニー・ラボルドという王侯貴族側でも民衆側でもない、当時のヴェルサイユ宮殿に仕えていた裏方の人間の視点からフランス革命勃発を描いているのが新鮮で興味深かったです。

気になってこの原作も読んだんですが、内容が全然別ものですね(笑)。個人的にはこちらの方が好みです。
著者のシャンタル・トマは18世紀フランス文学の専門家でもあり、これが初の小説なのだとか。そして文学専門家らしく虚実の織り交ざった不思議なお話でした。

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テーマ:読書感想
ジャンル:本・雑誌

2011.10.11 23:51
ファウストファウスト
(2011/09/17)
ゲーテ

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 荒俣宏による、ハリー・クラーク(Harry Clarke,1889~1931)挿し絵で読む海外文学第三弾は、ゲーテの「ファウスト」!
 「アンデルセン童話集」「ペロー童話集」と続いたのでやってくれるかも、と期待はしていましたが、これが日本で刊行されるとは思ってもみませんでした(笑)
 この作品こそがハリー・クラークの絵描く世界に最もよく合った最高傑作じゃないかと。
 荒俣訳の「ファウスト」も読みやすくていいです。
 因みに第一部のみの内容です。

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テーマ:感想
ジャンル:本・雑誌

2011.06.20 23:40
バレエものがたり (岩波少年文庫)バレエものがたり (岩波少年文庫)
(2011/02/17)
アデル・ジェラス

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 「ジゼル」「コッペリア」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「火の鳥」の、6つのバレエの有名な作品をものがたりにした一冊。
 これらのバレエを知らなくても、どれもがお伽話や童話のように愉しめます。というか、原作がもともとそういうものがら採られているんだから、当然ですね(笑)。でも、原典とは若干あるいは大きく違っているものもちらほら。お伽話や童話とはまた違った「バレエ」の紡ぐ物語を味わえました。
 私はこれを読みながら、改めて原典を探してみたりしました(笑)。その一覧を挙げてみましたので、興味のある方はご覧ください。

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テーマ:ブックレビュー
ジャンル:本・雑誌

2011.04.26 23:50
チェルノブイリ原発事故 (クリスタ・ヴォルフ選集)チェルノブイリ原発事故 (クリスタ・ヴォルフ選集)
(1997/08)
クリスタ ヴォルフ

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 …あれ、なんだかけっこうな期間放置してましたね。。
 仕事が忙しかったのもあるんですが(震災で少なからずダメージのあったウチの業界も、漸う回復の兆しです^^)、この本の感想をまとめるのに、予想以上に手間取ったためでもあります。
 チェルノブイリ原発事故発生からわずか3ヶ月で書かれた本書は、あの事故のドキュメンタリーではありません。未曽有の原発事故に至るまでの人間の文化を、著者と思しきある女性が内省するという体裁の小説で、だから事故そのものについて書かれているわけではないです。
 けれども著者ヴォルフは、先端の科学技術の恩恵を享受すると同時に、それがもたらす恐怖に晒される現代社会がはらむ問題を鋭く突きつけており、その問題は今現在も問われているのだと思いました。

 以下、本書の感想と、福島第一原発事故について少々書きました。
 奇しくもチェルノブイリ原発事故からちょうど25年。ちょっと長いですが、興味のある方はお付き合い下さい。

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テーマ:ブックレビュー
ジャンル:本・雑誌

2011.04.12 23:18
夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)
(2011/02/04)
カズオ イシグロ

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 カズオ・イシグロの書き下ろし短篇小説集が、早くも文庫版で登場です。
 音楽をテーマにした「老歌手」「降っても晴れても」「モールバンヒルズ」「夜想曲」「チェリスト」の5編を収録。
 予想以上にユーモアに溢れていて面白かったです。

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テーマ:ブックレビュー
ジャンル:本・雑誌

2011.03.31 22:53

女哲学者テレーズ女哲学者テレーズ
(2010/12)
関谷 一彦

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 うら若き女性テレーズが語る、遍歴の中で目撃し、繰り広げられたスキャンダラスな出来事と哲学議論の数々。その果てに彼女が辿り着いたのは?
 18世紀半ば、革命前夜のフランスで地下出版され流行したリベルタン小説の代表作で、その過激な性描写も相まって当時ベストセラーとなった作品。
 未だに作者が誰なのか特定されていないという謎の作品でもある。

 初の完訳、そして訳者による詳細な解説付きで、18世紀リベルタン小説につてもしっかり理解出来る一冊、こんなのが出るなんて、もう、これは奇跡です(笑)。

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テーマ:ブックレビュー
ジャンル:本・雑誌

2011.03.27 19:03
アレクサンドリア (ちくま学芸文庫)アレクサンドリア (ちくま学芸文庫)
(2010/11/12)
E.M.フォースター

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 「眺めのいい部屋」「ハワーズ・エンド」などで知られるイギリスの作家E・M・フォースター(Edward Morgan Forster:1879~1970)による、古都アレクサンドリアの栄枯衰勢の物語。
 物語性のある小説を書き続けたフォースターらしい、歴史案内書にありがちな堅苦しさのない読み物としても楽しめる一冊です。

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テーマ:ブックレビュー
ジャンル:本・雑誌

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夜長姫

Author:夜長姫
お立ち寄りいただきありがとうございます。
本や映画や音楽の感想を新旧問わずマイペースに書いています。
ジャンルは何でもござれですが、微妙な偏りがあるみたいでそれに流されがち。好みの合う方がいらっしゃれば大歓迎です。
本、というか文芸は物語のしっかりしたものよりは、迷宮に迷わせてくれるような作品が好み。映画は劇場鑑賞派です。
拍手、コメントなど頂ければとても嬉しいです。
※たいして頭の良くない人間が無い知恵絞って書いております。無断転用等はご容赦くださいね。

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