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「An Edmund Dulac Treasury」

2011.06.08 22:17
An Edmund Dulac Treasury: 116 Color IllustrationsAn Edmund Dulac Treasury: 116 Color Illustrations
(2011/06/16)
Edmund Dulac

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 amazonで注文してから2ヶ月半、やっと届きました、デュラックの新しい画集。前の「Dulac's Fairy Tale Illustrations in Full Color」(64頁)よりも頁数が多く(128頁)、最初期の「ジェーン・エア」(!)や晩年の作品とか、今まであまり紹介されなかったものや「アラビアンナイト」や「ルバイヤート」からの収録が嬉しかったです。
 エドマンド・デュラック(Edmund Dulac:1882~1953)は、アーサー・ラッカム(Arthur Rackham:1867~1939)、カイ・ニールセン(Kay Nielsn:1886~1957)らと並ぶ、20世紀初頭の「挿し絵の黄金期」の代表的挿絵画家。
 「眠れる森の美女」とか「人魚姫」とか「雪の女王」などの童話の絵が有名ですが、ラッカムがメルヘンチックな妖精画を、ニールセンが北欧風のテイストを特徴に持つようにデュラックの絵には東洋的な香りがします。
 デュラックの最大の魅力は「アラビアンナイト」「ルバイヤート」「ナイチンゲール」などのオリエンタルでエキゾチックな作品にあるでしょう。それらはミニアチュールや中国画のようで、時に「イラスト」の域を超えています。
 この画集にはなんと「浦島太郎」のイラストもあるんですが、当時の(いや今でもか・笑)西洋人がやりがちな、日本なのか中国なのかわかってんのかわかってないのか、とりあえず東アジアっぽい感じに描いておけ的ないい加減さはないです。服装から髪型(髷も!)まで、ちゃんと日本の「浦島太郎」なんです。「Dulac's Fairy Tale Illustrations in Full Color」に収められている「ナイチンゲール」は中国が舞台のアンデルセン童話ですが、これも中国の文人画ですかというほどしっかりと中国の世界を描いています。

 こんなに素敵な挿絵画家なのに日本ではラッカムほどには知名度が高くなく、纏まった画集も出ていないのは残念ですね。国内で出ないので、デュラックをまとめて見たければ結局洋書を当たるしかないわけですが、このDover Publicationsから出ているシリーズは、序文以外はイラスト(しかもフルカラー)で、下に作品名や原典からの引用文なんかも載っていて鑑賞しやすいので好きです(印刷は若干悪いですけどね)。制作年代も記された作品リストがあるのも助かります。
 いつかはデュラックの挿し絵入り(もちろんフルカラー)の「アラビアンナイト」や「ルバイヤート」(岩波文庫の小川亮訳に限る)が出ないかなぁ、と夢見ています。ハリー・クラークの挿絵入り童話集や、ちょっと前ですがビアズリーの挿絵入り「アーサー王物語」も出たし、そう無茶な話じゃないと思うんですが…。
 
 ところで、この本を注文したのは3月22日。発売日が伸びに伸びたようで2ヶ月半もかかったのですが、amazonを見ると未だに「予約受付中」…。どうなってんだか。まぁ、無事に届いたからいいんですけど、そのくらい待たないと届かないのか??
 あと、2ヶ月半も待っている間にビミョーに円高が進み、この本の値段も少々動いたんですが、請求額が変動後の値段になっていてびっくり。昔は注文時の値段で来てましたよね? 最近洋書もあんまり買ってない…というか、ここまで待たされた注文も久しぶりだったのでいつから変わったのか知りませんが、円高になるたびに注文し直すなんてちまちまとケチくさいことをしていた頃のことを思うと、変わりましたねぇ(笑)。チェックしてませんが、円安まで反映したら元も子もないんですけれど。
 
 もひとつ関係の無い話。
 この本が届いた前の週末、色々な必要にかられて散らかりまくりの部屋を片付けてました。それでつい、ごちゃごちゃしている本棚にも手を伸ばしてしまい、どんどん収束のつかない方向になってしまい…、はっきり認識しました。
 大きめの本棚がもうひとつ必要!
 でもしばらくフトコロに余裕が無いので、ちまちま貯金をしよう。
 収納が追いついていないのにモノが溢れるって、イヤですね(笑)。
 そんな週末を送ったのと、何故が仕事が忙しすぎるのとでちょっと体調が良くないのです。このブログの更新も滞りがちになったらスミマセン。。
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テーマ:洋書
ジャンル:本・雑誌

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夜長姫

Author:夜長姫
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本や映画や音楽の感想を新旧問わずマイペースに書いています。
ジャンルは何でもござれですが、微妙な偏りがあるみたいでそれに流されがち。好みの合う方がいらっしゃれば大歓迎です。
本、というか文芸は物語のしっかりしたものよりは、迷宮に迷わせてくれるような作品が好み。映画は劇場鑑賞派です。
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※たいして頭の良くない人間が無い知恵絞って書いております。無断転用等はご容赦くださいね。

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