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エル・グレコ展

2012.12.30 23:59
久しぶりの更新です。一年以上ほったらかしていたとはいやはや…
ちょっと余裕がなかったということで…すみません。。
しかも今年ももう残り一日とは早いですねー。
ってなわけで?ぎりぎり年内に更新です。(余裕があれば年内にもう一回くらい更新できる…かな?)

この間ツレと一緒に大阪の国立国際美術館で見てきた「エル・グレコ展」の感想を。
エル・グレコ展 カレンダー

大原美術館が「受胎告知」を所蔵していたりして、グレコは日本では有名な洋画家ですよね。そして、熱烈なファンも多くいると思います。
私も大好きですが、こんな大々的な展覧会が開催されるとは! 夢のようですほんと!

グレコはカテゴライズするならバロック期の画家ということになるのでしょうが、筆致の大胆さを見ていると、250年くらいは先を行った画家だったのではないかと思います。ドラクロワあたりが登場してやっと追いつくような。
なので当時としてはかなり異色の画家だったのではと思うのですが、彼が後から評価された存在ではなく当時から人気画家として活躍していたというのが、不思議というか面白いですね。グレコの他にもベラスケスやゴヤなど、スペインには時々こういう画家がいますよね。地域的なものなのかなと思うと興味深いです。

動的で劇的で、見たら強いインパクトを残す構図や人物の動きも見応えがありますが、グレコの絵で一番印象深いのは空、というか雲の表情の多様さかもしれません。きっと雲を毎日見ていたのでしょうね。
最後の最後に登場した圧巻の「無原罪の御宿り」はもちろん、どこか妖しい雰囲気漂う「福音書記者聖ヨハネ」とまるでギリシア・ローマの女神のような「悔悛するマグダラのマリア」が印象的でした。
あと、グレコのキリシア時代のイコンも展示されていて、これはかなり貴重だと思います。

グレコを心の画家と慕い絵を描く技術もあるツレは一作一作筆致まで丁寧に見ていて、私も最初はツレのペースで見ていたのですが、…なんかすっごく疲れてきてやめました。
そしてこの疲れ、なんか覚えがあるな~…と思い気が付いたんですが、あれです、奈良国立博物館に行った時と同じ疲労感。
奈良国って、企画展見に行かれたことがある方ならご存知かと思いますが仏教に関する展覧会が多くて、私も秘仏が~とかそういう展覧会ばかり見に行っています。その後に常設されている仏像まで見て回ると、もう一生分くらいありがたい仏さんを拝ませていただいた気分になってきて、それは疲れます。
グレコを見たときの疲れも、これに似ていたのです。
それは、展覧会の半数以上を占めていたグレコの宗教画が芸術的絵画であると同時に、紛れもなく信仰の対象だったからではないのかと。
宗教画でも、絵によっては「遊んでいる」部分が大なり小なりあるものがほとんどだと思います。服飾など当時の風俗が詳しく描き込まれていたり、これを描いた画家は音楽好きだったんだなーと思わせたり、何かしら主題以外に目の行く部分がある。
ところがグレコの宗教画はそういう部分がないんですよね。
そして仏像にしろ宗教画にしろ、信仰の対象とされたものを同時に多く鑑賞することは、気力体力ともにとても消耗するものなのだと身を持って実感しました。

そんな強烈なインパクトを残すグレコ、印刷にはそのものの良さが出ないのでは思いきや、グレコは「そのもの」とは違うかもしれませんが印刷で見ても伝わるものがあるから不思議。だからこそかつて美術の教科書や歴史の資料集に掲載された小さなカットからでも、強烈で去り難い印象を与えてくれたのかもしれません。

グッズコーナーで来年の卓上カレンダーを発見&ゲット!(画像に上げているのがそれです^^)これ、ありそうでないですよね。まぁ、開催時期の兼ね合いもあるので仕方ないのかもしれませんが、自分の好きな画家のカレンダーって私にとってはほしいグッズのトップクラスかも。もっと増えてほしい!

大阪・国立国際美術館は今月の24日で終わってしまいましたが、東京都美術館で来年2013年1月19日~4月7日まで開催されます。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル:学問・文化・芸術

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本や映画や音楽の感想を新旧問わずマイペースに書いています。
ジャンルは何でもござれですが、微妙な偏りがあるみたいでそれに流されがち。好みの合う方がいらっしゃれば大歓迎です。
本、というか文芸は物語のしっかりしたものよりは、迷宮に迷わせてくれるような作品が好み。映画は劇場鑑賞派です。
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