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森田一朗 「遊郭(明治フラッシュバック)」

2010.12.20 20:31
遊廓 (明治フラッシュバック)遊廓 (明治フラッシュバック)
(1998/01)
森田 一朗

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 明治から昭和初期の、遊郭とそこに暮らしていた人たちの写真記録。
 長年探していた本が、やっと手に入りました!
 横浜・伊勢・大阪・長崎のものも数枚収められていますが、前半の東京・吉原と後半の京都・島原が収録内容の殆どを占めています。

 かつての遊郭の様子や建物(主に大見世)が分かるのも興味深いのですが、いちばん目をひくのはやはり遊女たちの姿です。
 花魁(島原では太夫)の絢爛な道中姿、張見世に並ぶ娼妓たち…。時代劇などではない、本当の遊女たちの姿がここにはあります。花魁道中を重労働虐待だとして救世軍に駆け込み自由廃業に成功したことで有名な、角海老楼の白縫花魁の姿もありました。
 使われているのは殆どが絵葉書として世に出たもので、著者が推測しているように当時の遊郭は撮影されることを拒否していたのかと思わされました。写真師がはっきりしているものも、樋口如撰撮影の金瓶大黒の今紫(土佐15代藩主・山内容堂の寵愛を受けたことで有名)のみ。
 
 写真がメインなので文字での情報は少ないですが、限られた中でも結構充実した解説が成されています。売春防止法施行後のことなど、初めて聞いたエピソードもあり、「遊郭」という場所の空気を色濃く感じられる一冊でした。
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夜長姫

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本や映画や音楽の感想を新旧問わずマイペースに書いています。
ジャンルは何でもござれですが、微妙な偏りがあるみたいでそれに流されがち。好みの合う方がいらっしゃれば大歓迎です。
本、というか文芸は物語のしっかりしたものよりは、迷宮に迷わせてくれるような作品が好み。映画は劇場鑑賞派です。
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※たいして頭の良くない人間が無い知恵絞って書いております。無断転用等はご容赦くださいね。

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