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イップ・マン 葉問

2011.02.20 23:19

 ドニー・イェン、サモ・ハン・キンポー競演で話題の本格カンフー映画「イップ・マン 葉問」観てきました!

Story> 1949年イギリス統治下の香港。広東省佛山から家族を連れて移住してきた中国武術・詠春拳の達人イップ・マン(ドニー・イェン)は、新聞社の屋上で詠春拳の武館を開く。血気盛んなウォン(ホァン・シャオミン)のような若い入門者を持つようになるが、香港の武術門派を仕切っている洪拳の師範ホン(サモ・ハン・キンポー)との対立を招いてしまい……。

 ブルース・リーの師匠・イップ・マンの激動の半生を描いたアクション・エンターテイメント。興奮の渦に巻き込まれました!
 京都では昨年出来たばかりのT-Joyシネマで上映していたのでそこで観てきたんですが、特設会場みたいなところで上映されてて驚きました(笑)。チケット購入したときの説明に疑問は感じていましたが、二人掛けソファみたいな席がぼこぼこ並んでいるあんなの特設映画館でも見たことないです。まぁ、最終上映週だったからかもしれないけれども、去年出来たばかりのくせにこの微妙さはなんなんだろう(笑)。
 
 会場のことはさておき。
 話を「イップ・マン 葉問」に戻しましょう。
 久しぶりで正統派カンフー映画を見た気がします。
 この作品の主人公イップ・マン(葉問)は実在の中国武術家で、何とあのブルース・リーのお師匠さんに当たる人…だということを、私、映画の最後で知りました。大好きなドニー・イェンが見れる!…とそればかりに気を取られて、前情報もろくに当たってなかったもので。。
 てっきりフィクションだと思っていたのに、まさか実在の人物を題材にしていたとは驚き。
 まぁでも、内容はフィクション部分も多いと思いますが(笑)。

 1949年、イギリス統治下の香港へ、家族と共に移り住んできたイップ・マン。詠春拳の武館を開いてウォンら若い弟子たちを得るも、香港の武術門界を仕切っている洪拳の師範ホンと対立することに。このホンは従えている各師範たちから上納金を得て私腹を肥やしているようなやつで、高潔なイップはその武術には敬服してもどうしてもホンのやり方に迎合できない。
 ホンの方でも、そんな高潔なイップを疎ましく思いながらもどこか一目を置かずにいられないでいる。
 香港を支配しているイギリス人が絡んでくることで、ふたりの関係が変わってきます。
 イギリス人が主催するボクシング大会で、チャンピオンのボクサーが洪拳の門生たちを煽り、事態が思わぬ方向へ……。ここからはいろんな意味でラストまで息もつかせぬ展開が続き、ラストはカタルシスすら覚えました。
 詳細は観ていない方のためにも触れないでおきます。
 
 この映画の醍醐味は、何と言ってもカンフー・アクション!
 CGでもワイヤーアクションでもない本物のカンフーシーンの迫力に鳥肌立ちました。思い出すと未だに興奮が(笑)。
 そのド迫力のアクションシーンの中でも、いちばん凄いのは、もちろんドニー・イェンVSサモ・ハン・キンポーの場面!
 
 香港武術門界に師範として認めてもらうための「掟」を、イップが受けるあの場面ですね!

 ホンの経営する中国料理店、そこには小さな丸いテーブルに置かれた大きな円卓があり、その上でイップは周りを囲む各問派の師範たちの挑戦を受ける。線香一本が燃え尽きるまでこの上に立ち続けていることができれば武館をもつ師範として認める、そういう「掟」なのだ。さっそくふたりの師範がイップに挑むがあっさり倒されてしまい、見守る誰もが息を呑む。そしてついに師範ホンが腰を上げ――
 ドニー・イェンとサモ・ハン・キンポーの対決に突入します!
 これが、凄い!!
 ええぇ、これまじで生身の人間の動きなんですかというくらい凄い。そして円卓という限られた空間の中を回るように繰り広げられるカンフー・シーンは、まるで舞踏シーンでも見ているような美しさ。そう、本物のカンフーは美しい。隙がなくて無駄がなくて、もうこれは芸術と呼べるのでは?
 激闘は何時まで経っても決着がつかず、遂には円卓がまっぷたつに割れてしまう。

 質量のある者同士のぶつかり合いは、CGでは絶対に体感できない迫力があります。より「生」に近いというか。何となく、CG技術がどんなに向上したとしても質量のない空虚さは埋められないんじゃないだろうか。

 あと、凄いといえば師匠ホン役で登場のサモ・ハン・キンポー。あの歳であの体型で、よくまぁあれだけ動けるなぁと感動しました。サモ・ハン、ちょっと前に烏龍茶のCMで健在ぶりを見せていましたが(笑)、こんなに凄いとはさすがですねー。

 高潔の人イップ・マンの静かな佇まいに、ドニー・イェンはぴったりでした。
 彼にはジャッキー・チェンやリー・リンチェイのような派手さや華やかさはないですが、生真面目で静かな雰囲気と、確かなカンフー技術があります。春に公開の「孫文の義士団」でも主演で登場ですし、ここにきて漸く注目され始めた、というところでしょうか? いちファンとしては嬉しいです♪
 アクション監督としても名高い彼ですが、本作では詠春拳について、そしてイップ・マンについて研究することを優先し、アクション監督はサモ・ハン・キンポーに任せています。役柄に真剣に打ち込むドニーの生真面目さを再確認しました。

 それから最後にイップ・マンその人について。
 高潔で誠実なその人柄に魅了されずにはいられず、もっと彼について知りたくなりました(が、日本語で読める資料はほぼ皆無のようです)。
 「争わぬために闘う」
 劇中、イップ・マンが弟子のウォンに語る言葉ですが、これは詠春拳の極意でありイップ・マンの信念でもある。そしてそれは、弟子であるブルース・リーにも引き継がれているのでしょう。

 最後にもうひとつ。
 冒頭で「葉問2」と出ていたり回想シーンみたいな映像が流れたりで「あれ?」と思っていたら、本作の前作品に「序章」があるとのこと。
「序章」は戦時下の話で日本人が敵役で出てくる内容らしく、そのへんが引っかかってスムーズに公開とはいかずに「2」のみが先に公開したらしいです。新宿武蔵野館での動員数が5000人突破したら「序章」公開というキャンペーンがはられていて、2月12日にめでたく突破したそうで公開も決定、以後可能な限り全国順次公開していくとのこと。
 なんでこんなややこしいことに? と首を傾げつつも、まぁ、「2」で出てきたイギリス人の描かれた方はどう贔屓目に見てもひどいものだったので、きっと「序章」では日本人が相当悪く描かれているんでしょうね。香港や中国の映画であの時代取り上げている作品で、日本が敵として描かれている作品なんて珍しくもないし、ちょっと前ならフツーに公開されていた気もするんですけれども。そういえば最近、韓流映画の公開は増えていますが、香港や中国の映画は公開数少ないですよね。ちょっと残念です。
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夜長姫

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本や映画や音楽の感想を新旧問わずマイペースに書いています。
ジャンルは何でもござれですが、微妙な偏りがあるみたいでそれに流されがち。好みの合う方がいらっしゃれば大歓迎です。
本、というか文芸は物語のしっかりしたものよりは、迷宮に迷わせてくれるような作品が好み。映画は劇場鑑賞派です。
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※たいして頭の良くない人間が無い知恵絞って書いております。無断転用等はご容赦くださいね。

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