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エンジェル ウォーズ

2011.05.12 23:58

 話題のザック・スナイダー監督作「エンジェル ウォーズ」観てきました。

Story> 暗い現実から逃げるために想像の世界を作り出したベイビードール(エミリー・ブラウニング)。自由を手に入れるため、集まった4人の女の子たちとともにバーチャル兵器を使って戦いに挑む。想像の世界の中に現れたワイズマン(スコット・グレン)の助言によれば、必要なアイテムは「地図」「火」「ナイフ」「鍵」とあと一つ。果たして彼女たちは、自由を手に入れられるのか?

 まさに何でもありな空想の中、レトロ、ヘンテコ日本、塹壕の戦場、ファンタジー、近未来などいろんな世界がスクリーンに広がり、そこでコスプレ美少女たちが戦うという、アニメとかバトルゲームなんかの世界をそのまま映像化したみたいな映画。でもそれだけではない、なかなか深くて重い作品でした。
 孤児となったベイビードールは精神病棟に閉じ込められ、ロボトミー手術によって自分自身さえも失いそうになっている。
 かと思った次の瞬間、舞台は一転、ベイビードールがいるのは病院の手術台ではなく売春宿。やはり孤児の彼女はそこに売られたのだ。
 強欲な支配人ブルー・ジョーンズ(オスカー・アイザック)の監視のもと、外に出ることも叶わない自由のないこの場所から逃れようと、そこで出会ったスイートピー(アビー・コーニッシュ)、ロケット(ジェナ・マローン)ブロンディ(ヴァネッサ・ハジェンズ)、アンバー(ジェイミー・チャン)と共に脱出計画を立てる。武器は、ベイビードールの極上のダンス。見る者に我を忘れさせて魅了させるその踊りを囮にして、脱出に必要な「アイテム」を手に入れる、という計画。最初は順調に進むがある小さなミスが原因で、計画をブルー・ジョーンズに感づかれてしまい…。
 というお話ですが、これのどこにバトルシーンが出てくるのかといえば、ベイビードールが踊るとき、彼女の頭の中で空想(妄想?)として現れるんです。自分が踊って見ている者を惹きつけている間に、仲間たちが作戦を遂行していく―その過程が、ベイビードールの頭の中で、ヘンテコ日本、第一次世界大戦中の塹壕戦、中世ファンタジーの城、近未来で鎧兜のモンスターやドラゴンやアンドロイドと戦う図にすり替っているんですね。
 だから、空想なので何でもあり。
 けれども虚構と虚構を行き交いながらお話が進む中、いったいどれが「現実」なのか、そもそもそこにひとつでも現実があったのかさえ分からなくなってしまう。
 そして、結末まで見てしまうと、これは実は、「彼女」の方の妄想だったのでは、と思わなくもない。

 挿入歌の選曲がなかなかイイです。ビョーク、Roxy Music、Pixies、QUEENなどのリミックスやカバーが、上手く使われています。
 冒頭で流れた「Sweet Dreams」、そういえば「トロン」でも主人公が異世界に足を踏み入れるところで使われていたけれども、なかなか意味深な。「トロン」ではEurythmicsのオリジナルがそのまま使用されていたけれど、この映画のは誰かのカバーで、歌ってるの誰だ? と思っていたら、なんと主演のエミリー・ブラウニング本人だった(笑)。彼女が歌う曲は他にも作中で流れていて、その時のベイビードールの心境とオーバーラップさせているあたり、ミュージカルっぽいかもしれない。
 ミュージカル、と言えばエンドロールが面白くて、オスカー・アイザックとカーラ・グギーノが歌う中、売春宿、というかキャバレー?のパフォーマンスシーンが繰り広げられている。こういうのが大好きなので、もっと見せろ~! と、思ってしまった(笑)。でもベイビードールの姿はなし。結局最後まで、彼女のダンスは幻に終わるのだった。

 急遽?人気声優ユニット「スフィア」が吹替を担当することが決定して、そのためか予告編では字幕版が流れていたのにいざ上映が始まると、私の街では吹替版ばかりの上映で字幕版がない(泣)。私はスフィアのファンでもなんでもなければ、テレビならともかく映画館での吹替は音響がいいだけにどうしてもそこだけが不自然に聞こえて違和感を覚えてしまうので洋画は絶対字幕で見る派なので、どこか一館くらいは字幕上映してほしかったです。
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夜長姫

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本や映画や音楽の感想を新旧問わずマイペースに書いています。
ジャンルは何でもござれですが、微妙な偏りがあるみたいでそれに流されがち。好みの合う方がいらっしゃれば大歓迎です。
本、というか文芸は物語のしっかりしたものよりは、迷宮に迷わせてくれるような作品が好み。映画は劇場鑑賞派です。
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※たいして頭の良くない人間が無い知恵絞って書いております。無断転用等はご容赦くださいね。

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